アット・ザ・ゲイツ(AT THE GATES)はスウェーデン、イエテボリ出身のメロディックデスメタルバンドである。1990年に結成され1996年に解散したが、2007年に再結成し、2008年に再び解散した。更に2010年12月に、2011年に再結成してライブイベントにいくつか出演することが発表された。
カーカス、エッジ・オブ・サニティ、アモルフィスらと並び、1990年初頭からメロディックデスメタルというジャンルの形成に大きく関わり、デスメタルのアグレッシブさに叙情的なメロディを絶妙なバランスで加えた1995年リリースの4thアルバム『Slaughter of the Soul』で一つの完成形を迎え、カーカスの『Heartwork』と共にメロディックデスメタルの傑作として世界中で大絶賛され、世界中でフォロワーが出現した。
その後、メロディックデスメタルは後続のソイルワーク、イン・フレイムスやダーク・トランキュリティらによってよりメロディアスな方向へ推し進められ、メロディックデスメタルとしての完成度を高める一方、ザ・クラウンやカーナル・フォージ、フォーセイクンらによって、アグレッシブさを保ちつづけながらも一定のメロディを盛り込んだデスラッシュというアプローチをとるバンドも現われることになった。
また、後続のメロディックデスメタル/デスラッシュバンドに大きな影響を及ぼすだけでなく、キルスウィッチ・エンゲイジ、ザ・ブラック・ダリア・マーダー、アズ・アイ・レイ・ダイングらアメリカのメタルコア勢にも多大な影響を及ぼすことになったが、これは彼らの優れた音楽性に拠るのは勿論のこと、4thアルバムリリース後のツアーで2度に渡る長期のアメリカツアーを行ったことも大きく影響していたと思われる。
このアット・ザ・ゲイツのアメリカツアーによって築き上げられたアメリカでのメロディックデスメタルのファン・ベースは、後のソイルワーク、イン・フレイムス、アーク・エネミーらによるアメリカ進出における成功の下地を作ったといえるだろう。
出身地 その他
ジャンル メロディックデスメタル デスメタル
デスラッシュ
公式サイト www.atthegates.se
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