ヴァイキング・メタルとは北欧神話や戦いに明け暮れるヴァイキングを主要なテーマに置いたヘヴィメタル音楽に対して使われる用語。音楽的にはブラックメタルやメロディックデスメタルを基盤とし、そこにフォーキッシュなメロディや民族楽器が使われることも多いためにフォークメタルと関連付けられることも多い。しかし、そうしたフォーキッシュな要素がまったく見られないバンドもある。
ヴァイキングメタルの始まりは1988年のBathoryのアルバム Blood Fire Deathに見られ、続く1990年のHammerheartによってこのジャンルの基礎が作られたとされる。90年代前半〜中頃より、Enslavedなどがこの路線を引き継ぎ今日に至る。Enslavedのように、バンドによっては反キリスト的なイメージを用いる事も
ある。
類似ジャンルとしてペイガンメタルと呼ばれるものがあるが、これらはブラックメタルの要素が大きい。このジャンルの持つフォーク色は、時に、自分達の持つペイガニズムや民族主義を強調するために使われる
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