前身となるパンク・ロックが1960年代のニューヨークにおいて発祥し、1970年代にロンドンを中心に一大ムーブメント(ロンドンパンク)を起こしたのち、ポストパンクはその流れを受け継ぐようにしてできた。ポストパンクはニュー・ウェイヴロックと共に1980年代前半においてヨーロッパのインディーロックにおけるメインストリームジャンルとして流行するも、1980年代末期にはマッドチェスターやテクノミュージックに飲み込まれて衰退していく。その音楽的特徴や精神性は1990年代におけるオルタナティブ・ロックへと受け継がれていくことになる。2000年代においてはガレージロック・リバイバルの流れの中で多くのポストパンク・ニュー・ウェイヴ風の音楽性を持った若手バンドが登場し、再評価がなされた。
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