コミックソング(comic song)とは、聞き手を笑わせることを目的につくられた歌を中心とする音楽である。楽器だけの場合には冗談音楽と呼ばれる
ジャンルは民謡、演歌、歌謡曲、フォークソング、ロック、テクノ、ラテン、ラップなどありとあらゆるジャンルに及ぶ。内容は演奏方法や歌唱方で笑わせるもの、ものまね、ギャグ、ナンセンス、風刺、駄洒落、エロ、パロディと多岐にわたる。流行に便乗した安易なものから、音楽的に優れたもの、斬新なものまでいろいろである。テレビやラジオのお笑い番組から生まれた歌、アニメの主題歌、コマーシャルソングなど成り立ちも様々である。
コミックバンドやコミックシンガー、漫才師、落語家などコメディアンが歌うことが多いが、普段はシリアスな曲を書いているミュージシャンがコミックソングを書いたり、ポップス歌手、フォークシンガー、アイドル、俳優がコミックソングを歌うことも少なくない。
コミックソングとそれ以外の曲との境界線は明確でない。たとえばコメディアンが歌うシリアスな曲、フォークやロックなどでギャグやパロディーを取り入れた曲、アイドルの歌うコミカルな曲などが、コミックソングに分類される場合もある。またミュージシャンに分類される歌手やバンドの中にもコミカルな楽曲を数多く発表し、楽曲の面白さが注目されて有名となるケースもある(例・ヘヴィメタルバンドのSEX MACHINEGUNSなど)。
また当時はあくまでも真面目な楽曲として発表したが、後年の再評価によってコミックソングに分類されてしまう場合もある
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