ニュー・ウェイヴ(New Wave) とは、1970年代の終わりから1980年代頃にかけて世界的に流行したロックの一ジャンルである。パンク・ムーブメントまっただ中の1977年のイギリスで生まれた。パンクと同時代的な気分を共有しつつ、音楽的な洗練度を高め、メジャーで成功したバンドも多い(エルヴィス・コステロ、ポリスなど)。またのちのインディーズの先駆というべきマイナー・レーベル(スティッフ、ラフ・トレード、4AD、ミュートなど)がいくつも誕生し、アバンギャルド系を始めとする多くのバンドにLP・EPの発表の機会を与えた。
音楽的なスタイルは特定できず、パンク、スカ、レゲエ、1960年代のロック(パブ・ロック、ロカビリー)、パワー・ポップ、モッズ、エレクトロニック・ミュージック、ファンクなど、さまざまなジャンルの音楽の影響が混在している。
1983年頃には商業化が進行し、ニュー・ロマンティックスとして売り出された多くのバンドがアメリカ進出を果たし、第2次ブリティッシュ・インヴェイジョンと呼ばれた
|