サニーデイ・サービス(SUNNY DAY SERVICE)は、日本のロックバンド。1992年に結成、1994年にメジャーデビュー。2000年に解散後2008年に再結成した。
曽我部恵一(vo&g)、田中貴(b)、丸山晴茂(dr)から成る、薫り高いコーヒーのごとく味わい深いロック・バンド。95年、アルバム『若者たち』でデビュー。70年代的なサウンド・プロダクツ、特に「はっぴいえんど」への強烈なオマージュが全面にあふれる珠玉の名盤であった。翌年には、早くも2nd『東京』を発表。前作で見せた「70年代的な匂い」をさらに深化させた楽曲、シンプルだがツボをきっちり押さえたバンド・アンサンブル、そして曽我部による優しくも艶のあるヴォイスで、高い評価を獲得する。その後も『愛と笑いの夜』、『サニーデイ・サービス』と次々と名作を生み落としていく彼ら。このころより、下北沢、吉祥寺などサブカル地域での局地的な人気から、徐々に全国規模へと拡がっていった。また、若いリスナーにオールド・ロックの素晴らしさを啓蒙している点も見逃せない。ティン・パン・アレイ、センチメンタル・シティ・ロマンスといったはっぴいえんど界隈、カルト映画監督・若松孝ニの再評価などは、彼らの力によるところが大きいだろう。